バドミントン界には、時代を象徴する圧倒的な強さを誇った「四天王」と呼ばれる存在がいます。特に日本女子ダブルスが世界を席巻した黄金時代には、タカマツペアやフクヒロペアといった実力者がひしめき合い、誰が勝ってもおかしくないハイレベルな戦いが繰り広げられていました。
この記事では、バドミントンの歴史に名を刻んだ歴代の四天王について、日本国内のペアから世界的なレジェンドまで詳しくご紹介します。当時の熱狂を知るファンの方はもちろん、最近バドミントンに興味を持った方にも、その凄さが伝わるように分かりやすく解説していきます。
最強と呼ばれた選手たちがどのようなプレースタイルで、どのような功績を残してきたのかを振り返ることで、バドミントンという競技の奥深さを改めて感じていただければ幸いです。それでは、日本が世界に誇る最強ペアたちの系譜から見ていきましょう。
バドミントン四天王と歴代の日本女子ダブルスが築いた黄金時代

日本のバドミントンが世界トップクラスへと飛躍した背景には、女子ダブルスにおける凄まじい選手層の厚さがありました。特に2010年代後半から2020年頃にかけては、世界ランキングの上位を日本勢が独占し、まさに「四天王」と呼ぶにふさわしい猛者たちが揃っていました。
リオ五輪金メダルに輝いた「タカマツ」ペアの功績
日本のバドミントン史上、最も有名なペアの一つが「タカマツ」こと高橋礼華さんと松友美佐紀さんのペアです。2016年のリオデジャネイロオリンピックで、日本バドミントン界初となる金メダルを獲得した功績は、計り知れないほど大きなものでした。
高橋選手の力強い後衛からのスマッシュと、松友選手の天才的とも言われる前衛でのゲームメイクは、世界中のペアにとって最大の脅威でした。特にリオ五輪決勝で見せた、最終盤からの大逆転劇は今でも多くのファンの記憶に鮮烈に残っています。
彼女たちの活躍は、それまでマイナー競技という印象が強かったバドミントンを、一気に国民的な人気スポーツへと押し上げる大きなきっかけとなりました。タカマツペアの背中を見て、現在のトップ選手たちも育ってきたと言っても過言ではありません。
タカマツペアの主な特徴
・高橋礼華:力強いスマッシュと粘り強いレシーブを誇る後衛の要。
・松友美佐紀:ネット際での魔術師のような配球を見せる前衛のスペシャリスト。
・プレースタイル:攻撃と守備のバランスが極めて高く、勝負どころでの集中力が抜群。
不動の世界ランキング1位を経験した「フクヒロ」ペア
タカマツペアと激しい首位争いを演じ、長らく世界ランキング1位に君臨したのが「フクヒロ」こと福島由紀選手と廣田彩花選手のペアです。彼女たちの最大の武器は、どれだけ打ち込まれてもシャトルを落とさない、圧倒的な守備力とスタミナにあります。
相手の強打を完璧にレシーブし、長いラリーの中でじわじわと相手を追い詰めていくスタイルは、世界中のライバルたちを絶望させてきました。ミスが極めて少なく、1点を取るのが非常に難しいと言われるほど、その守りは鉄壁でした。
廣田選手が怪我を抱えながらも戦い抜く姿は、多くの感動を呼び、精神的な強さも彼女たちの大きな魅力です。日本の女子ダブルスが「世界で最も過酷な代表争い」と言われたのは、まさにこのフクヒロペアの存在があったからこそと言えるでしょう。
世界選手権2連覇を成し遂げた「ナガマツ」ペア
身長170cmを超える大型ペアとして、その攻撃力で世界を圧倒したのが「ナガマツ」こと永原和可那選手と松本麻佑選手のペアです。バドミントンにおいて身長の高さは、打点の高さやスマッシュの角度に直結するため、非常に強力な武器となります。
2018年と2019年には、世界選手権で2連覇を達成するという快挙を成し遂げました。それまでの日本女子ダブルスは「守りの日本」というイメージが強かったのですが、ナガマツペアは高い打点からの鋭い攻撃を主体とし、新しいスタイルを確立しました。
二人とも後衛から強力なショットが打てるため、どこからでも攻撃を組み立てられる強みがありました。圧倒的なパワーで相手の守備を打ち破る姿は、日本バドミントンの進化を世界に知らしめる象徴的な存在だったと言えるでしょう。
四天王の一角を担った「ヨネタナ」ペアの実力
黄金時代を語る上で欠かせないのが、米元小春さんと田中志穂さんの「ヨネタナ」ペアです。彼女たちは非常に高い戦術理解度を持ち、相手の弱点を突く巧みな配球で勝利を積み重ねてきました。
2017年にはスーパーシリーズファイナルズ(現在のワールドツアーファイナルズに相当する年間王者決定戦)で優勝するなど、その実力は間違いなく世界トップクラスでした。派手な強打だけでなく、絶妙なコース打ちやコンビネーションで相手を翻弄するスタイルが特徴です。
大きな怪我により惜しまれつつ現役を退くこととなりましたが、彼女たちが他のトップペアと切磋琢磨した日々が、日本女子ダブルス全体のレベルを底上げしたことは間違いありません。まさに四天王の一角として、一時代を築いた名ペアでした。
世界が認める男子シングルスの歴代「四天王」とは

バドミントン界全体で「四天王(The Big Four)」という言葉が使われる際、最も一般的に指されるのは、男子シングルスで一時代を築いた伝説的な4人の選手たちです。彼らは技術、実績、スター性のすべてを兼ね備えた存在でした。
彼らが活躍した時代は「男子シングルスの黄金期」と呼ばれ、どの大会の決勝戦も歴史に残る名勝負ばかりでした。ここでは、世界中のバドミントンファンが尊敬してやまない、歴代最強の4人について詳しく見ていきましょう。
史上最強の呼び声高い中国の「林丹(リン・ダン)」
バドミントン史上、最高の選手として必ず名前が挙がるのが中国の林丹(リン・ダン)選手です。オリンピック2大会連続金メダル、世界選手権5度の優勝という、驚異的な実績を誇ります。その圧倒的なオーラから「スーパー・ダン」の愛称で親しまれました。
彼のプレースタイルは、爆発的なスピードから繰り出される強烈なスマッシュと、相手の動きを完全に封じる精密なネットプレーが特徴です。サウスポー(左利き)特有の角度のあるショットも大きな武器で、全盛期の彼に勝つことは不可能に近いとまで言われました。
技術面だけでなく、大舞台での勝負強さも群を抜いていました。ピンチになればなるほど研ぎ澄まされる集中力は、まさに王者の風格そのものです。彼のプレースタイルは、現代のバドミントンにおける戦略の基礎を築いたと言っても過言ではありません。
林丹選手は、主要な国際大会(五輪、世界選手権、ワールドカップ、トマス杯、スディルマン杯、アジア競技大会など)すべてでタイトルを獲得する「ゴールデン・グランドスラム」を達成した唯一の選手です。
無冠の帝王と愛されたマレーシアの「リー・チョンウェイ」
林丹選手の最大のライバルとして、長きにわたり世界ランキング1位に君臨し続けたのが、マレーシアの英雄リー・チョンウェイ選手です。彼の代名詞は「異次元のフットワーク」であり、コート全体を縦横無尽に駆け回るスピードは観客を魅了しました。
オリンピックでは3大会連続で銀メダルを獲得するなど、主要な世界大会で優勝にあと一歩届かないことが多かったため「無冠の帝王」と呼ばれることもありました。しかし、その圧倒的な勝利数と誠実な人柄は、世界中のファンから深く愛されていました。
林丹選手との激闘は、バドミントン史における最高のライバル関係として語り継がれています。驚異的な速さのスマッシュと、どれだけ振られても体勢を崩さないボディバランスは、すべてのシングルスプレーヤーにとっての教科書となっています。
天才的なラケットワークを持つ「タウフィク・ヒダヤット」
インドネシアが生んだ稀代の天才、タウフィク・ヒダヤット選手も四天王の一人です。彼の魅力は何と言っても、バックハンドから繰り出される時速300kmを超えるスマッシュや、柔らかい手首の動きから生まれる魔法のようなネットプレーです。
2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得し、地元インドネシアでは国民的なヒーローとして絶大な人気を誇りました。基本に忠実でありながら、時折見せる型破りなショットは、対戦相手にとって予測不能な脅威となっていました。
彼のプレーは非常にエレガントで、力任せではない洗練された技術が詰まっていました。現在のバドミントン選手の中でも、彼のバックハンド技術をお手本にしている選手は非常に多く、その影響力は引退した今でも衰えることがありません。
タウフィク選手の凄さ
・バックハンドスマッシュ:フォアハンドと遜色ないスピードを誇る伝説のショット。
・ネットプレー:相手を翻弄する繊細なタッチと、絶妙なスピンコントロール。
・カリスマ性:美しいフォームから繰り出されるショットの数々は「アート」と称されました。
ヨーロッパの誇りとして戦った「ピーター・ゲード」
アジア勢が圧倒的に強いバドミントン界において、ヨーロッパの誇りを守り続けたのがデンマークのピーター・ゲード選手です。彼は四天王の中でも最年長であり、林丹選手やリー・チョンウェイ選手が登場する前からトッププレーヤーとして活躍していました。
彼の持ち味は、変幻自在のフェイントと頭脳的なゲームメイクです。シャトルを打つ直前までコースを悟らせないフォームから、相手の逆を突くショットを連発し、ベテランになってもトップレベルを維持し続けました。
デンマーク、そしてヨーロッパのバドミントン界を牽引し、現在のヴィクター・アクセルセン選手ら後進の育成にも大きな影響を与えました。紳士的な振る舞いとバドミントンに対する情熱は、まさに四天王の名にふさわしいものでした。
歴代の日本代表が世界一を争った「四天王時代」の影響

日本のバドミントンが世界トップレベルに到達した「四天王時代」は、単に試合が盛り上がっただけでなく、日本のバドミントン界全体に大きな変化をもたらしました。タカマツペアやフクヒロペアたちが残した影響は多岐にわたります。
彼女たちが切磋琢磨することで、日本の競技レベルは飛躍的に向上しました。ここでは、最強ペアたちが日本バドミントン界に与えた具体的な影響について、いくつかの視点から紐解いていきましょう。
「世界一過酷」な国内代表争いが選手の質を高めた
かつての女子ダブルスは、世界ランキングのトップ10に日本ペアが5組以上ランクインすることもあるほど層が厚い状態でした。オリンピックへの出場枠は最大で2枠しかないため、世界ランキング上位であっても出場できないペアが出るほどでした。
この過酷な状況が、選手たちのモチベーションを極限まで高めました。国際大会の準決勝や決勝で日本人対決が行われることは日常茶飯事で、国内大会である「全日本総合選手権」は世界最高峰の大会と呼ばれていたほどです。
ライバルの存在が常に刺激となり、技術の進化が止まることはありませんでした。フクヒロペアの守備を崩すためにナガマツペアが攻撃を磨き、それに対応するためにタカマツペアが戦術を工夫するといった、正の連鎖が起きていたのです。
子供たちやジュニア世代へのロールモデルとなった
タカマツペアの金メダル獲得以来、バドミントンを始める子供たちが急増しました。テレビ番組での露出も増え、選手たちが輝く姿を見て「自分もあんな風になりたい」と夢を持つジュニア世代が増えたことは、日本バドミントンの未来にとって大きな財産です。
彼女たちは、才能だけでなく、血の滲むような努力やチームワークの重要性を体現していました。真摯に競技に取り組む姿勢は、技術面だけでなく、スポーツマンシップやメンタル面においても、若い選手たちの素晴らしいお手本となりました。
現在、国際大会で活躍している20代前半の選手たちは、まさにこの「四天王時代」を間近で見て育った世代です。憧れの存在が身近にいたことが、今の日本バドミントンの強さを支える基盤になっていることは間違いありません。
バドミントンの戦術とプレースタイルの多様化
日本女子ダブルスの四天王たちは、それぞれ異なるプレースタイルを持っていました。タカマツの「バランス」、フクヒロの「粘り」、ナガマツの「パワー」、ヨネタナの「戦術」といった具合に、個性がはっきりと分かれていたのです。
この多様なスタイルが共存していたことで、日本代表は世界中のあらゆるタイプの対戦相手に対応できるようになりました。練習から世界トップクラスの異なるスタイルと対戦できる環境は、他国から見れば非常に羨ましいものだったでしょう。
また、ダブルスにおける「前衛・後衛の役割分担」や「ローテーション(選手の入れ替わり)」といった高度な戦術が一般のファンにも認知されるようになり、観戦の楽しみ方が広がったことも大きな功績の一つです。
| ペア名 | 主なスタイル | 最大の功績 |
|---|---|---|
| タカマツ | トータルバランス・勝負強さ | リオ五輪 金メダル |
| フクヒロ | 圧倒的な守備力・スタミナ | 世界ランキング1位・世界選手権銀 |
| ナガマツ | 高身長からの強烈な攻撃 | 世界選手権 2連覇 |
| ヨネタナ | 緻密な戦術とコース取り | 年間王者(ファイナルズ優勝) |
次世代の四天王候補!これからを担う注目選手たち

歴代の四天王たちが築いた高い壁に挑み、新しい時代を切り拓こうとしている選手たちがいます。世代交代が進む中で、日本バドミントン界には次なるエース候補が続々と登場しており、目が離せない状況が続いています。
ここでは、これからの「新四天王」として期待されるペアや選手、そして今後の注目ポイントについて紹介します。バドミントンの歴史は止まることなく、新しいスターたちがまた新たな伝説を作り始めています。
「シダマツ」ペアに続く実力派ダブルスの台頭
現在の日本女子ダブルスの中心を担っているのが、「シダマツ」こと志田千陽選手と松山奈未選手のペアです。彼女たちは歴代四天王が活躍した時代の後半から頭角を現し、今や世界トップクラスの常連として君臨しています。
シダマツペアの特徴は、スピーディーな展開と攻撃的なレシーブです。守りに入りすぎず、常に攻めの姿勢を崩さないスタイルは、観客をワクワクさせる魅力があります。彼女たちはまさに、先代の四天王たちの良い部分を受け継ぎつつ、独自の進化を遂げたペアと言えます。
また、彼女たちに続く若手ペアも次々と育っており、再び日本勢が世界ランキングの上位を独占する日が来ることも十分に期待できます。競争の激しさは、今もなお日本バドミントンの伝統として受け継がれているのです。
志田・松山ペアは、その華やかなプレーと明るいキャラクターから、国内外で非常に高い人気を誇っています。特にインドネシアなどのバドミントン大国でも、多くのファンを持つスター選手です。
男子ダブルス界を席巻する「ホキコバ」ペアの存在
これまで女子の活躍が目立っていた日本バドミントン界ですが、現在は男子ダブルスも非常に勢いがあります。その中心にいるのが、「ホキコバ」こと保木卓朗選手と小林優吾選手のペアです。
彼らは2021年に世界選手権で日本男子ダブルス史上初となる金メダルを獲得するという歴史的な快挙を成し遂げました。スピード感溢れるドライブ(ネット上の低い球の打ち合い)の攻防は、男子ダブルスならではの迫力に満ちています。
女子の黄金時代がそうであったように、男子もホキコバペアを筆頭に複数の実力派ペアが登場し始めています。彼らが新しい「男子ダブルスの四天王」のような存在として世界をリードしていく姿は、ファンにとって大きな楽しみとなっています。
シングルスにおける新旧スターの競演と進化
シングルスにおいても、日本代表は世界トップレベルを維持しています。女子では山口茜選手が長年世界のトップを走り続け、男子では奈良岡功大選手といった若手実力者が、歴代の四天王たちが持っていたような粘り強いスタイルで勝利を重ねています。
世界の舞台を見渡せば、ヴィクター・アクセルセン選手のような圧倒的な王者がいますが、日本の選手たちは独自の緻密な技術とフットワークで対抗しています。シングルスでのメダル獲得も、もはや驚くべきことではなくなりました。
歴代の四天王たちが持っていた「絶対にシャトルを落とさない」という精神は、シングルスの選手たちの中にも脈々と流れています。次世代の選手たちが、どのようにして伝説的な四天王を超えていくのか、その過程を見守るのもバドミントン観戦の醍醐味です。
バドミントン四天王のプレーから学ぶ上達のポイント

歴代の四天王たちが披露してきたハイレベルなプレーには、私たち一般のプレーヤーが上達するためのヒントが凝縮されています。ただ試合を観るだけでなく、彼らのプレーの意図を理解することで、自分自身のバドミントンにも活かすことができます。
一流選手たちは、決して特別なことだけをしているわけではありません。基本を突き詰めた先に、あの魔法のようなプレーがあります。ここでは、四天王たちのプレーから学べる、具体的な上達のポイントについて解説します。
ダブルスにおける役割分担とローテーションの重要性
タカマツペアやフクヒロペアに共通していたのは、二人の間の信頼関係と、完璧なまでのローテーションです。ダブルスは一人で戦うものではなく、二人がお互いの動きを補完し合うことで、コート上の隙をなくしていきます。
初心者にありがちなのは、二人が同じ場所を見てしまい、誰もいないスペースにシャトルを落とされるケースです。四天王たちの試合を観ると、一人が前に出ればもう一人が後ろをカバーし、一人が右に寄ればもう一人が左を守るという動きが、呼吸を合わせるように行われています。
「自分が打った後はどこに動くべきか」「相方がどこに打ったから、自分はこのコースをケアすべきか」という、次を予測する動きを意識することが上達の第一歩です。二人の間に「見えない線」があるかのようなスムーズな動きを目指しましょう。
ダブルス上達のための意識
・前衛:相手にプレッシャーを与え、浮いた球を確実に叩く準備をする。
・後衛:相手を崩すための配球を考え、相方が決めやすい状況を作る。
・コミュニケーション:練習中から声を掛け合い、お互いの得意なプレーを理解する。
シングルスにおける正確なショットコントロール
男子シングルス四天王のプレーで驚かされるのは、シャトルがコートの四隅(隅っこ)に、まるで手で置いたかのように正確に飛んでいくことです。どれほど速いスマッシュを持っていても、コントロールがなければ相手を崩すことはできません。
リー・チョンウェイ選手や林丹選手は、厳しい体勢からでも正確にシャトルを運び、相手に自由な攻撃を許しませんでした。これは、日々の練習でいかに正確なミートと、手首のコントロールを意識しているかの表れです。
強打に頼るのではなく、まずは自分の思った場所にしっかりとシャトルをコントロールできる技術を磨きましょう。地味な基礎打ちの繰り返しが、土壇場でのミスを防ぎ、相手を追い詰める最強の武器になるのです。
プレッシャーの中でも崩れないメンタルの保ち方
四天王と呼ばれる選手たちが共通して持っているのは、負けている場面でも諦めない強いメンタルです。特にタカマツペアがリオ五輪で見せた、絶体絶命のピンチからの逆転劇は、強い精神力がなければ成し得ないものでした。
試合中にミスが続くと、どうしても弱気になり、プレーが消極的になってしまいます。しかし、一流選手たちは「次の1点をどう取るか」だけに集中し、過ぎたミスをすぐに切り替える力を持っています。
「失敗してもいいから、自分のプレーを出し切る」という姿勢で試合に臨むことが大切です。プレッシャーを感じた時こそ、深く呼吸をしてルーティンを行い、心を落ち着かせる習慣を身につけることが、勝利を引き寄せる要因となります。
バドミントン四天王の歴代スターたちが残した足跡とこれからの展望まとめ
ここまで、バドミントン界を彩ってきた歴代の四天王たちについて詳しく解説してきました。日本女子ダブルスの黄金時代を支えたタカマツ・フクヒロ・ナガマツ・ヨネタナの4組は、日本のバドミントンを世界の頂点へと導いた偉大な功労者たちです。
また、世界的な視点では、林丹、リー・チョンウェイ、タウフィク・ヒダヤット、ピーター・ゲードという、今なお語り継がれる男子シングルスの伝説たちが、競技そのものの魅力を世界中に広めました。彼らの華麗なプレーや熱いライバル関係は、今のバドミントンの礎となっています。
最強の選手たちが残したものは、単なる記録やメダルだけではありません。彼らが示した勝利への執念、洗練された技術、そしてライバルと切磋琢磨する美しさは、次世代の選手たちへと確実に受け継がれています。現在のシダマツペアやホキコバペアの活躍も、その系譜の上に成り立っています。
これからのバドミントン界でも、また新たな「四天王」と呼ばれるようなスターが登場することでしょう。歴代の選手たちが築いた歴史をリスペクトしつつ、新時代のスターたちがどのようなプレーで私たちを魅了してくれるのか、引き続き注目していきましょう。
この記事を通じて、バドミントン四天王たちの凄さや歴史的な背景が伝わり、さらにバドミントンを楽しむきっかけになれば幸いです。コートの上で繰り広げられる熱いドラマを、これからもみんなで応援していきましょう。



