バドミントングリップの巻き方【右利き編】初心者でも簡単なコツで上達へ

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バドミントンのラケットを握る唯一の接点、それがグリップです。このグリップの状態が、ショットの精度やパワー、さらには怪我の予防にまで大きく影響することをご存知でしたか?特に、自分に合ったグリップテープを正しい巻き方で巻くことは、バドミントン上達への近道と言えるでしょう。

この記事では、右利きのプレイヤー向けに、初心者の方でも分かりやすく、そして綺麗に仕上げるための「バドミントングリップの巻き方」を徹底解説します。グリップテープの種類や選び方から、交換時期の目安、さらには巻き方でよくある悩みと解決策まで、あなたのバドミントンライフをより快適にするための情報を網羅しました。この記事を読めば、あなたもきっとグリップ交換の重要性を理解し、次のプレーからその違いを実感できるはずです。さあ、一緒にグリップを見直して、パフォーマンスを一段階引き上げましょう。

 

バドミントングリップの巻き方【右利き向け】基本ステップ

バドミントンのパフォーマンスを向上させるためには、自分に合ったグリップの巻き方をマスターすることが非常に重要です。特に右利きのプレイヤーには、力の入りやすい方向や握り心地を考慮した巻き方があります。ここでは、初心者の方でも安心して取り組めるように、準備するものから巻き終わりの処理まで、基本的なステップを一つひとつ丁寧に解説していきます。正しい手順でグリップを巻くことで、ラケットとの一体感が高まり、より繊細なラケットワークや力強いショットが可能になります。

準備するものリスト

グリップ交換を始める前に、必要なものを揃えておきましょう。準備を万全にすることで、作業がスムーズに進み、仕上がりもきれいになります。最低限必要なものは以下の通りです。

  • 新しいグリップテープ: 自分のプレースタイルや好みに合ったものを選びましょう。
  • ハサミ: 巻き終わりの余分なテープをカットするために使います。切れ味の良いものを用意すると、断面が綺麗に仕上がります。
  • (必要であれば)アンダーラップ: グリップの太さを調整したり、クッション性を高めたい場合に使用します。
  • (必要であれば)古いグリップを剥がすための道具: 元々巻かれているグリップ(元グリップ)を剥がす場合、粘着剤が残ることがあります。ドライヤーで温めながら剥がしたり、シール剥がし剤があると便利です。
グリップテープには、巻き終わりの固定に必要なフィニッシュテープ(シーリングテープ)が付属していることがほとんどです。 購入時にパッケージを確認し、入っているかチェックしておきましょう。

これらの道具を事前に手元に揃えておくことで、作業を中断することなく、集中してグリップ交換を行うことができます。

古いグリップを剥がす

新しいグリップテープを巻く前に、まずは古いグリップテープを丁寧に取り除く作業から始めます。この工程を丁寧に行うことが、新しいグリップをきれいに巻くための土台作りとなります。

多くのプレイヤーは、購入時にラケットに巻かれている「元グリップ(インナーグリップ)」の上に、新しい「オーバーグリップ」を巻いて使用します。 この場合、交換するのは上のオーバーグリップだけなので、それを剥がすだけで問題ありません。

しかし、より細いグリップを好む上級者や、グリップの感触を根本から変えたい場合は、元グリップ自体を剥がしてアンダーラップなどで太さを調整し、その上から新しいグリップを巻く方法もあります。 元グリップを剥がす際は、グリップの木の部分(ウッドグリップ)を傷つけないように注意が必要です。粘着剤が強く残っている場合は、ドライヤーで軽く温めると剥がしやすくなります。 焦らずゆっくりと、残った粘着剤もきれいに取り除きましょう。この下地処理が、次のステップである「巻く」作業の質を大きく左右します。

グリップテープを巻く方向

グリップテープを巻く方向は、利き手によって異なります。これは、ショットを打つ際に力が入りやすく、グリップがずれにくくするためです。右利きのプレイヤーの場合は、「左巻き(反時計回り)」が基本となります。

具体的には、ラケットを地面と垂直に立て、グリップエンド(グリップの底の部分)側から見て、テープが左方向へ上がっていくように巻いていきます。なぜこの方向なのかというと、フォアハンドでシャトルを打つ瞬間、自然と指が右から左へねじれるように力が入るためです。この力の方向とテープの巻き方向を合わせることで、グリップが手の中で滑ったり、緩んだりするのを防ぐ効果があります。

逆に左利きのプレイヤーの場合は、力の入る方向が逆になるため、「右巻き(時計回り)」で巻くのが一般的です。 利き手に合わせた正しい方向で巻くことは、安定したプレーを維持するための非常に重要なポイントなので、必ず覚えておきましょう。

巻き始めのポイント

グリップ巻きで最も重要かつ、少し難しく感じるのが「巻き始め」の部分です。ここをきれいに仕上げることで、全体の見た目だけでなく、握った時のフィット感も格段に向上します。

まず、グリップテープの細くなっている方の端にある両面テープを剥がします。そして、その粘着面をグリップエンドの角にしっかりと貼り付けます。この時、グリップエンドの面に対して、少し斜めにテープを当てることがコツです。

巻き始めは、グリップエンドの底面を覆うように、少しテンションをかけながら(軽く引っ張りながら)1周させます。 この最初の1周でグリップエンドキャップの角をしっかりカバーすることで、使用中にテープが剥がれてくるのを防ぎます。特にグリップエンドのコブを乗り越えるまでは、少し強めに引っ張りながら巻くと、シワができにくく綺麗に仕上がります。 最初の位置決めがうまくいかなくても、焦らずに一度剥がしてやり直しましょう。ここを丁寧に仕上げることが、成功への第一歩です。

重ね具合の調整

グリップの太さや握り心地を決定づける重要な要素が、テープの「重ね具合」です。この重ね幅をどうするかで、仕上がりの太さや凹凸感が大きく変わってきます。

一般的に、テープを重ねる幅が広いほど、仕上がりは太く、凹凸の少ないフラットな感触になります。 逆に、重ねる幅を狭くすると、仕上がりは細くなり、テープの段差による凹凸がはっきりと感じられます。 この凹凸が指に引っかかり、フィット感を高める効果もあります。

初心者のうちは、テープ幅の3分の1程度が重なるように巻くと、標準的でバランスの良い太さに仕上がりやすいでしょう。

プレースタイルによっても最適な太さは異なります。強いスマッシュを多用するパワーヒッターは、力を入れやすいように少し太めを好む傾向があります。 一方で、素早いラケットワークやフォアとバックの切り替えを多用するプレイヤーは、操作性の良い細めのグリップを好むことが多いです。 巻きながら実際に握ってみて、自分にとって最適な重ね具合を見つけていくことが大切です。

巻き終わりの処理

グリップの上部まで順調に巻き進めたら、最後の仕上げである「巻き終わりの処理」を行います。ここをきれいに処理することで、グリップ全体が引き締まり、完成度が高まります。

グリップテープをシャフト(ラケットの棒状の部分)の根元近くまで巻き終えたら、それ以上巻く必要はありません。余ったテープをハサミでカットします。余ったテープをハサミでカットしますが、この時真っ直ぐではなく斜めにカットするのがポイントです。シャフトのラインに沿って斜めに切ることで、巻き終わりが自然な見た目になり、フィニッシュテープも巻きやすくなります。

カットしたら、グリップテープに付属している細長いフィニッシュテープ(シーリングテープ)を使って、巻き終わりを固定します。フィニッシュテープは伸縮性があるので、少し引っ張りながら巻き付けると、しっかりと固定できます。通常は2〜3周ほど巻き付け、テープの端が剥がれてこないようにします。もし付属のテープの粘着力が弱いと感じる場合は、ビニールテープなどで補強するのも良いでしょう。

これでグリップ交換は完了です。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、何度か経験するうちに、自分好みのテンションや重ね具合が分かってきて、手際よく交換できるようになります。

グリップテープの種類と選び方

自分に合ったグリップテープを選ぶことは、巻き方と同じくらい重要です。グリップテープには様々な種類があり、それぞれ素材や表面の加工が異なるため、握り心地や性能に大きな違いが生まれます。自分の手の状態(汗をかきやすいか、乾燥しやすいか)や、どのようなプレースタイルを目指すのかによって、最適なグリップテープは変わってきます。ここでは代表的なグリップテープの種類と、それぞれどのようなプレイヤーにおすすめなのかを詳しく解説していきます。

ウェットタイプの特徴とおすすめの選手

ウェットタイプは、その名の通り、表面がしっとりとしていて、吸い付くようなフィット感が最大の特徴です。数あるグリップテープの中でも最もポピュラーなタイプで、多くのメーカーから様々な製品が発売されています。

メリットは、何と言ってもその高いグリップ力です。ラケットを手の中でしっかりと固定できるため、スマッシュのような強いショットを打つ際にパワーを伝えやすく、また、繊細なヘアピンやロブを打つ際にも、ラケット面を安定させやすいという利点があります。手に吸い付く感覚は、プレイヤーに安心感を与えてくれます。

一方でデメリットとしては、手汗をかくと滑りやすくなる点が挙げられます。また、汚れが目立ちやすく、耐久性が比較的低い傾向にあるため、こまめな交換が必要になることもあります。

【こんな選手におすすめ】

  • 手に汗をあまりかかない選手
  • しっかりとラケットを握りこみ、パワーのあるショットを打ちたい選手
  • ラケットとの一体感を重視する選手

ドライタイプの特徴とおすすめの選手

ドライタイプは、ウェットタイプとは対照的に、表面がサラサラとした手触りが特徴です。生地に微細な穴が開いている製品が多く、汗を素早く吸収・発散してくれる機能に優れています。

最大のメリットは、手汗に強いことです。試合が長時間に及んだり、緊張で手汗をかいたりしても、グリップが滑りにくく、安定したプレーを維持することができます。サラッとした感触は、頻繁にグリップチェンジを行うプレイヤーにとってもスムーズな握り替えをサポートしてくれます。

デメリットとしては、ウェットタイプほどの吸い付くようなフィット感はないため、手の乾燥が気になる方にとっては、逆に滑りやすく感じてしまう可能性がある点です。また、グリップ力自体はウェットタイプに劣るため、強く握りこみたいプレイヤーには物足りなさを感じるかもしれません。

【こんな選手におすすめ】

  • 手汗をかきやすい選手
  • 素早いラケットワークやグリップチェンジを多用する選手
  • サラサラとした感触が好みの選手

タオルタイプの特徴とおすすめの選手

タオルタイプは、文字通りタオルのような綿素材でできており、他のタイプとは一線を画す独特の質感が特徴です。汗の吸収性に関しては、全タイプの中で最も優れています。

メリットは、その圧倒的な吸汗性です。大量の汗をかいてもグリップが滑る心配がほとんどなく、常に快適な握り心地をキープできます。また、ふんわりとした厚みと柔らかさがあるため、衝撃吸収性にも優れており、手や腕への負担を軽減する効果も期待できます。

デメリットは、雨の日や湿度の高い環境では、水分を吸収しすぎて重くなってしまうことです。また、布地であるため摩耗しやすく、他のタイプに比べて寿命が短い傾向にあります。衛生面を保つために、より頻繁な交換が推奨されます。

【こんな選手におすすめ】

  • 非常に多くの汗をかく選手
  • グリップにクッション性を求め、衝撃を和らげたい選手
  • 太めのグリップが好みの選手

凸凹タイプ(クレーターグリップ)の特徴とおすすめの選手

凸凹タイプは、グリップの表面に溝や凹凸の加工が施されているのが特徴です。この凹凸が指にフィットし、独特の握り心地を生み出します。クッション材が内蔵されているものも多く、機能性に富んだグリップと言えます。

メリットは、凹凸が指にしっかりと引っかかることによる高いフィット感と滑り止め効果です。これにより、力を入れなくても自然とラケットをホールドでき、余計な力みを防ぐことができます。また、溝があることで通気性が確保され、汗による蒸れを軽減する効果もあります。クッション性が高いため、衝撃吸収にも優れています。

デメリットとしては、凹凸がある分、他のフラットなグリップに比べて太くなりやすい点が挙げられます。また、個人の指の形や握り方によっては、凹凸が逆に違和感につながる可能性もあります。

【こんな選手におすすめ】

  • グリップのフィット感を高めたい選手
  • 指が滑るのを防ぎたい選手
  • ラケットを強く握りすぎてしまう癖のある選手
グリップタイプ 特徴 メリット デメリット こんな選手におすすめ
ウェットタイプ しっとりとして吸い付くような感触 高いグリップ力、パワーが伝わりやすい 手汗で滑りやすい、汚れやすい 手に汗をかきにくい、パワーヒッター
ドライタイプ サラサラとした感触 汗をよく吸収し、滑りにくい グリップ力はウェットに劣る、手が乾燥していると滑りやすい 手汗をかきやすい、素早いラケットワークを多用する
タオルタイプ タオルのような綿素材 圧倒的な吸汗性、高いクッション性 水分を含むと重くなる、耐久性が低い 非常に汗かき、衝撃を緩和したい
凸凹タイプ 表面に溝や凹凸がある 高いフィット感、滑り止め効果、衝撃吸収性 太くなりやすい、凹凸が合わない場合がある フィット感を重視、無駄な力みをなくしたい

なぜグリップ交換は重要?交換時期の目安

グリップテープは消耗品であり、定期的な交換が不可欠です。しかし、なぜそれほどまでにグリップの交換は重要なのでしょうか。単に見た目が汚れるから、というだけではありません。劣化したグリップを使い続けることは、パフォーマンスの低下はもちろん、思わぬ怪我にもつながる可能性があります。ここでは、グリップ交換がなぜ重要なのか、そしてどのような状態になったら交換すべきなのか、その具体的なサインについて詳しく解説します。

パフォーマンス向上への影響

グリップは、プレイヤーとラケットをつなぐ唯一のインターフェースです。この部分の状態が、ショットの質に直接的な影響を与えます。新品のグリップテープは、本来のグリップ力やクッション性を備えており、ラケットをしっかりとホールドすることができます。これにより、スマッシュではパワーをロスなくシャトルに伝えられ、繊細なネット前のプレーではラケット面を安定させて正確なコントロールが可能になります。

しかし、グリップが劣化してくると、表面がすり減って滑りやすくなったり、クッション性が失われて硬くなったりします。すると、無意識のうちにラケットを強く握りすぎてしまい、手首や腕に余計な力みが生じます。この「力み」こそが、スムーズなラケットワークを阻害し、ショットの精度を低下させる大きな原因となるのです。定期的にグリップを交換し、常にベストな状態でプレーに臨むことは、技術を最大限に発揮し、パフォーマンスを向上させるための基本的なメンテナンスと言えるでしょう。

怪我の予防との関係

劣化したグリップを使い続けることは、パフォーマンスだけでなく、身体への負担という面でもリスクを伴います。前述の通り、滑るグリップを使っていると、プレイヤーはラケットが手からすっぽ抜けないように、必要以上に強く握りしめてしまいます。

この過度な力みは、指や手首、肘、さらには肩といった、バドミントンで酷使される部位に継続的なストレスを与えます。これが長期化すると、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)や手首の腱鞘炎といった、いわゆる「オーバーユース(使いすぎ)」によるスポーツ障害を引き起こす原因となりかねません。

新しいグリップに交換し、最小限の力でラケットをコントロールできるようになることは、こうした怪我を予防する上で非常に効果的です。

グリップのクッション性が衝撃を吸収してくれる役割も無視できません。特にクッション性の高いグリップは、シャトルを打った際の衝撃を和らげ、肘や手首への負担を軽減してくれます。グリップ交換は、単なる道具のメンテナンスに留まらず、自分の身体を守るための重要なセルフケアでもあるのです。

交換時期を見極めるサイン

では、具体的にどのような状態になったらグリップテープを交換すべきなのでしょうか。交換時期は、練習頻度や汗の量、プレースタイルによって個人差がありますが、以下のようなサインが現れたら交換のタイミングです。

  • 滑りやすくなった: 表面のコーティングが剥がれたり、溝がすり減ったりして、以前よりもグリップが滑ると感じたら、すぐに交換しましょう。これは最も分かりやすいサインの一つです。
  • 見た目の汚れや変色: 手垢や汗で黒ずんだり、元の色から大きく変色したりしている場合、衛生的に良くないだけでなく、グリップの性能も低下している可能性が高いです。
  • 穴が空いたり、破れたりしている: グリップテープが物理的に損傷している場合は、言うまでもなく交換が必要です。
  • クッション性がなくなった: 新品の時と比べて、グリップが硬く感じられたり、握った時の弾力がなくなったりした場合、衝撃吸収能力が落ちています。これも交換のサインです。
  • 嫌な臭いがする: 汗や皮脂が染み込み、雑菌が繁殖して不快な臭いが発生している場合も、衛生面から交換が推奨されます。

一般的には、毎日練習する学生であれば1ヶ月に1〜2回、週に数回プレーする社会人プレイヤーであれば2〜3ヶ月に1回程度の交換が目安とされています。しかし、これはあくまで目安です。上記のサインを参考に、自分のグリップの状態をこまめにチェックし、最適なタイミングで交換する習慣をつけましょう。

グリップの巻き方でよくある悩みと解決策

いざ自分でグリップを巻いてみようとしても、最初はうまくいかないことも多いものです。「シワが寄ってしまう」「思ったより太くなってしまった」など、誰もが一度は経験する悩みではないでしょうか。しかし、これらの問題はちょっとしたコツを知るだけで、簡単に解決できることがほとんどです。ここでは、グリップの巻き方でよくある悩みとその原因、そして具体的な解決策を分かりやすく解説します。

シワができてしまう場合

グリップ巻きで最も多い悩みが、巻きの途中でシワやたるみができてしまうことです。特に、グリップエンドのカーブ部分や、巻きの重なり部分で発生しやすくなります。

原因: シワができる主な原因は、グリップテープを引っ張る力(テンション)が均一でないことです。テンションが弱すぎるとテープがたるんでシワになり、逆に部分的に強く引っ張りすぎても、その反動で他の部分が浮き上がってシワになることがあります。また、テープを重ねる角度が途中で変わってしまうことも原因の一つです。

解決策:
解決のポイントは、「一定の力で、少しだけ引っ張りながら巻く」ことです。テープを強く引っ張りすぎる必要はありません。軽くテンションをかけ、テープがたるまない程度の力加減を維持しながら、最後まで同じペースで巻き進めていきましょう。特にグリップエンドの曲面を巻く際は、テープを少し多めに重ねるように意識すると、シワができにくくなります。もし途中でシワができてしまったら、焦らずに一度その部分までテープをほどき、再度テンションを調整しながら巻き直してみてください。

太くなりすぎてしまう場合

せっかくグリップを巻き替えたのに、「なんだか握った感じが太すぎる…」と感じることもよくある悩みです。グリップが太すぎると、手の中でラケットが遊び、細かい操作がしにくくなる原因になります。

原因: 太くなる主な原因は、テープを重ねる幅が広すぎることです。重ね幅を広くすればするほど、グリップ全体の周径は太くなります。また、元々ラケットに巻かれている「元グリップ」を剥がさずに、その上から新しいオーバーグリップを巻いている場合も、当然ながら仕上がりは太くなります。

解決策:
まずは、テープの重ね幅を狭くして調整してみましょう。一般的な重ね幅はテープ幅の3分の1程度ですが、細めに仕上げたい場合は4分の1や5分の1程度まで狭くします。こうすることで、全体の厚みを抑えることができます。それでもまだ太いと感じる場合は、思い切って元グリップを剥がしてみるのも一つの手です。元グリップを剥がし、代わりに薄いアンダーラップを巻いて太さを微調整した上でオーバーグリップを巻くと、より自分好みの細さにカスタマイズすることが可能です。

すぐに緩んでしまう場合

きれいに巻けたと思っても、数回使っただけですぐにグリップが緩んできたり、ずれてきたりすることがあります。これではプレーに集中できません。

原因: 緩んでしまう原因として最も考えられるのは、巻き始めと巻き終わりの固定が甘いことです。特に巻き始めのグリップエンド部分がしっかり固定されていないと、そこを起点として全体が緩みやすくなります。また、プレー中にグリップを握る力に対して、巻く方向が逆(右利きなのに右巻きなど)になっている場合や、巻く際のテンションが全体的に弱すぎる場合も緩みの原因となります。

解決策:
まずは巻き始めの処理を徹底しましょう。グリップテープの粘着部分をグリップエンドの角にしっかりと貼り付け、最初の1周は少し強めに引っ張りながら、グリップエンドの面にテープが密着するように巻きます。次に、巻き終わりのフィニッシュテープをしっかりと巻き付けることも重要です。少し引っ張りながら、2〜3周は重ねて巻き、テープの端がめくれてこないように固定します。そして、右利きのプレイヤーであれば必ず「左巻き(反時計回り)」で巻くことを再確認してください。これらの基本的なポイントを押さえるだけで、グリップの緩みは大幅に改善されるはずです。

まとめ:自分に合ったバドミントングリップの巻き方で、プレーをさらに楽しもう

この記事では、右利きのプレイヤー向けに、バドミントングリップの基本的な巻き方から、テープの選び方、交換の重要性、そしてよくある悩みとその解決策まで、幅広く解説してきました。

グリップは、あなたの意志をラケットに伝えるための非常に重要なパーツです。正しい知識を持って、自分に合ったグリップテープを選び、丁寧に巻くことで、ラケットとの一体感は驚くほど高まります。それは、ショットの安定性やパワーの向上に直結し、結果としてバドミントンの上達を力強く後押ししてくれるでしょう。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、何度か実践するうちに必ず上達します。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひご自身のラケットでグリップ交換に挑戦してみてください。自分自身でメンテナンスしたラケットには、きっと特別な愛着が湧くはずです。最高の状態のグリップで、これからもバドミントンを存分に楽しんでください。

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