バドミントンを上達させたいと願うなら、ラケットやシューズだけでなく、ガット(ストリング)にもこだわってみませんか?ガットは、シャトルと直接触れる唯一の部分であり、プレーの質を大きく左右する重要な要素です。
しかし、「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」「自分に合ったガットがわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなあなたのために「ガット診断」をテーマに、自分に最適な一本を見つけるための知識と選び方を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
素材や太さ、構造といった基本的な違いから、プレースタイルに合わせた選び方、そしてガットの性能を最大限に引き出すテンション(張りの強さ)の秘密まで、詳しく掘り下げていきます。自分にぴったりのガットを見つけて、パフォーマンスを向上させましょう。
あなたに最適な一本が見つかる!ガット診断の重要性

バドミントンのパフォーマンスを向上させる上で、自分に合ったガットを選ぶことは非常に重要です。ここでは、なぜガット選びが大切なのか、そしてガットがプレーにどのような影響を与えるのかを解説します。
なぜ今、ガット選びが重要なのか?
ラケット本体に注目しがちなバドミントンですが、実はガットこそがパフォーマンスを直接左右すると言っても過言ではありません。ガットはシャトルと接触する唯一の部分であり、その性能がショットの質を決定づけるからです。
例えば、力の弱いプレーヤーでも反発性の高いガットを使えば、少ない力でシャトルを遠くまで飛ばすことが可能になります。 逆に、力強いスマッシュを打ちたい上級者は、コントロールしやすく耐久性の高いガットを選ぶことで、そのパワーを最大限に活かすことができます。
しかし、多くのプレーヤーが「ガットは切れたら張り替えるもの」程度の認識で、前回と同じものをなんとなく選んでしまいがちです。自分のレベルやプレースタイル、使用しているラケットとの相性を考えずにガットを選んでしまうと、本来持っているはずのパフォーマンスを発揮できないばかりか、最悪の場合、肘や肩を痛める原因にもなりかねません。
だからこそ、自分の状態を客観的に分析し、最適な一本を見つけ出す「ガット診断」が不可欠なのです。自分に合ったガットを選ぶことで、ショットの質が向上し、プレーの幅が広がり、バドミントンがもっと楽しくなるはずです。
ガットがプレーに与える5つの影響
ガットの特性は、主に「反発性」「耐久性」「打球感(フィーリング)」「コントロール性」「打球音」の5つの要素で評価されます。これらの要素がどのようにプレーに影響するのかを理解することが、ガット診断の第一歩です。
| 性能 | プレーへの影響 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 反発性 | シャトルの飛びやすさ。高いと少ない力で遠くに飛ばせる。 | 力の弱い初心者、女性、ジュニア。楽にクリアを飛ばしたい人。 |
| 耐久性 | ガットの切れにくさ。ハードヒッターや練習量が多い人向け。 | 練習量が多い学生、スマッシュを多用する攻撃型プレーヤー。 |
| 打球感 | シャトルを打った時の感触。柔らかい(ホールド感)、硬い(弾き感)がある。 | 柔らかめ:コントロール重視派。硬め:スピード重視派。 |
| コントロール性 | 狙った場所にシャトルを運びやすさ。球持ちが良いと向上する。 | ドロップやヘアピンなど、繊細なショットを多用するテクニック派。 |
| 打球音 | ショット時の音の高さ。高い金属音は爽快感があり、モチベーションにも繋がる。 | 気持ちよくプレーしたい人。上級者は音でショットの質を判断することも。 |
これらの要素は互いに関連しており、例えば反発性を高めると耐久性が低くなるといったトレードオフの関係にあることが多いです。そのため、すべての性能が最高レベルのガットは存在しません。自分のプレースタイルや何を最も重視したいのかを明確にし、優先順位をつけてバランスの取れたガットを選ぶことが重要になります。
知っておきたいガット交換の適切なタイミング
「ガットは切れたら交換する」と考えている方が多いかもしれませんが、それは間違いです。ガットは張り上げた瞬間から少しずつ伸びていき、性能は徐々に劣化していきます。 見た目に変化がなくても、反発性やコントロール性が失われている状態では、良いパフォーマンスは期待できません。
シャトルの飛びが悪くなった、飛ばなくなったと感じる
打球音が「カーン」という高い音から「ポコン」という鈍い音に変わった
打った時の感触がぼやけてきた、硬く感じる
ガットの表面がささくれてきたり、縦糸と横糸の交差点に深い溝(ノッチ)ができている
交換の目安としては、練習頻度にもよりますが、一般的には3ヶ月に1度と言われています。 学生のように毎日練習する場合は1〜2ヶ月に1度の張り替えが推奨されます。 また、ナイロン製のガットは気温の影響を受けやすいため、季節の変わり目に合わせて張り替えるのも良いタイミングです。
切れていなくても定期的にガットを張り替えることで、常にベストなコンディションでプレーすることができ、上達への近道となります。
ガット診断の第一歩!ガットの種類と特徴を徹底解説

自分に合ったガットを見つけるためには、まずガットの種類とそれぞれの特徴を知ることが不可欠です。ここではガットを構成する「構造」「ゲージ(太さ)」「素材」という3つの要素について詳しく解説します。
構造の違い:打球感を左右する「マルチ」と「モノ」
バドミントンガットの内部構造は、主に「マルチフィラメント」と「モノフィラメント」の2種類に大別されます。 この構造の違いが、打球感や性能に大きな影響を与えます。
マルチフィラメント:
マルチフィラメントは、数千本の極細の繊維を束ねて作られた構造です。 現在市販されているバドミントンガットのほとんどがこのタイプです。
- 特徴: 繊維の束が衝撃を分散して吸収するため、打球感が柔らかく(ソフトなフィーリング)、シャトルがガット面に接している時間が長い(球持ちが良い・ホールド感がある)のが特長です。
- メリット: 球持ちが良いことで、シャトルをコントロールしやすく、繊細なショット(ドロップやカット、ヘアピンなど)を打ちやすいという利点があります。 また、腕や肘への負担が少ないのも魅力です。
- デメリット: 繊維の束でできているため、耐久性がやや低く、モノフィラメントに比べて切れやすい傾向があります。
- おすすめのプレーヤー: コントロールを重視するプレーヤー、テクニックで勝負する方、肘への負担を軽減したい方におすすめです。
モノフィラメント:
モノフィラメントは、太い一本の芯(コア)の周りに細い側糸を巻き付けた構造です。
- 特徴: 芯がしっかりしているため、打球感が硬く(ハードなフィーリング)、シャトルを強く弾き出す反発性の高さが特長です。
- メリット: シャトルがガットから離れるのが速い(球離れが良い)ため、スマッシュなどスピードのあるショットを打ちやすくなります。 また、構造的に耐久性が高いのも利点です。
- デメリット: 球持ちが悪いため、コントロールが難しく、扱うにはある程度の技術が求められます。 また、衝撃が直接伝わりやすいため、腕や肘への負担が大きくなる可能性があります。
- おすすめのプレーヤー: スマッシュのスピードを追求するパワーヒッター、中級者から上級者向けの構造と言えるでしょう。
ゲージ(太さ)の違い:反発力と耐久性のバランス
ゲージとはガットの太さを示す単位で、一般的にmm(ミリメートル)で表記されます。バドミントンガットのゲージは、およそ0.61mm〜0.75mm程度の範囲です。 ゲージの違いは主に反発力と耐久性に影響します。
- 細いゲージ(約0.61mm~0.66mm)
- メリット: ガットが細いほどインパクト時のたわみが大きくなり、反発力が高まります。 これにより、少ない力でもシャトルを楽に飛ばすことができ、甲高い打球音も得られます。
- デメリット: 細い分、物理的に切れやすく、耐久性は低くなります。
- おすすめのプレーヤー: 初心者や力の弱い女性、ジュニア選手、クリアーが飛ばないと悩んでいる方におすすめです。
- 太いゲージ(約0.67mm~0.75mm)
- メリット: ガットが太いほど物理的な強度が増し、耐久性が高くなります。 ハードヒットしても切れにくいため、練習量の多いプレーヤーでも安心して使用できます。また、シャトルとの接触面積が大きくなるため、球持ちが良くコントロールしやすいと感じる人もいます。
- デメリット: 反発力が低くなるため、シャトルを飛ばすためには相応のスイングスピードやパワーが必要になります。
- おすすめのプレーヤー: スマッシュを多用するハードヒッター、練習量が多くガットが切れやすい学生、中級者から上級者におすすめです。
素材とコーティング:性能を特化させる技術
現在、バドミントンガットの素材は、そのほとんどがナイロンでできています。 ナイロンは耐久性、衝撃吸収性、反発性などのバランスに優れ、様々な性能を付加しやすいのが特徴です。 かつては動物の腸を使ったナチュラルガットも存在しましたが、高価であることなどから現在ではほとんど使われていません。
ガットの性能をさらに高めているのが、表面に施されるコーティング技術です。メーカー各社が独自のテクノロジーで、ガットに様々な特性を加えています。
- ハイドロチタン複合コーティング(ヨネックス「強チタン」など):
チタンを配合することで、ガットの表面硬度を高め、反発性と耐久性の両立を図る技術です。 毎日練習する学生など、コストパフォーマンスを重視する方にも人気があります。 - カーボンナノファイバー複合コーティング(ヨネックス「ナノジー」シリーズなど):
カーボンナノファイバーを複合することで、細いゲージでも高い反発性と耐久性を実現します。 また、柔らかい打球感を生み出すのも特徴です。 - ブレーディング加工:
芯糸に側糸を編み込む加工技術で、ガットの復元力を高め、耐久性を向上させる効果があります。
これらのコーティング技術により、同じナイロン素材のガットでも、全く異なる性能を持つ製品が生まれます。ガットを選ぶ際は、どのようなコーティングが施されているかにも注目してみると、より自分に合った一本を見つけやすくなります。
あなたのプレースタイルに合わせたガット診断

ガットの基本的な知識を学んだところで、次はいよいよ実践編です。自分のプレースタイルを分析し、どのようなタイプのガットが合っているのかを診断していきましょう。ここでは代表的なプレースタイルごとにおすすめのガットの傾向を解説します。
パワーヒッター(攻撃型)におすすめのガット
後方から強烈なスマッシュを打ち込んで得点を狙う
速いドライブで相手を押し込む
* ラリーの主導権を握りたい
パワーヒッターには、スマッシュの威力を最大限に引き出せるガットがおすすめです。具体的には、打球感が硬めで、シャトルを強く弾き出す反発性の高いモノフィラメント構造や、やや太めのゲージで耐久性を確保したガットが適しています。
太いゲージ(0.68mm以上)のガットは、ハードヒットしても切れにくく、安心して強打できます。 また、硬めの打球感は、インパクトの瞬間に力がダイレクトにシャトルへ伝わる感覚(打ちごたえ)があり、力強いショットを後押ししてくれます。
ただし、硬いガットを扱うには相応の筋力とスイングスピードが必要です。力が不足していると、シャトルが飛ばなかったり、コントロールが難しくなったりするだけでなく、肘や肩への負担も大きくなるため注意が必要です。
おすすめのガット特性:
- 構造: モノフィラメント、または硬めのマルチフィラメント
- ゲージ: やや太め(0.68mm〜0.70mm以上)
- 性能: 反発性・耐久性重視
テクニカルプレーヤー(コントロール重視型)におすすめのガット
ドロップ、カット、ヘアピンなど、ネット際の繊細なショットを得意とする
相手を前後左右に揺さぶり、コースを狙って配球する
* 正確なレシーブで相手の攻撃を凌ぐ
テクニカルプレーヤーには、シャトルを意のままに操れるコントロール性能の高いガットが最適です。シャトルがガットに接している時間が長い、いわゆる「球持ち(ホールド感)」が良いガットを選ぶと、狙ったコースに運びやすくなります。
このような特性を持つのが、打球感が柔らかいマルチフィラメント構造のガットです。 細い繊維の束がシャトルを優しく包み込むように捉えるため、繊細なタッチをショットに反映させやすくなります。
ゲージは、細めのもの(0.66mm以下)を選ぶと、反発力も得られるため、シャトルタッチの感覚が掴みやすくなります。 細いゲージは打球音も高くなるため、心地よい打感でプレーに集中できるというメリットもあります。 相手のスマッシュを巧みにコントロールして切り返すカウンターレシーブも打ちやすくなるでしょう。
おすすめのガット特性:
- 構造: 柔らかいマルチフィラメント
- ゲージ: 細め(0.61mm〜0.66mm)
- 性能: コントロール性・打球感重視
ダブルスプレーヤーにおすすめのガット
ダブルスでは、前衛での素早い操作性や、後衛からの攻撃力、そして目まぐるしいラリー展開に対応できるオールラウンドな性能が求められます。
前衛では、プッシュやヘアピンなどネット周りの細かいプレーが多いため、コントロール性の高い細めのゲージが有利に働きます。一方、後衛ではスマッシュやドライブを打つ場面が多いため、反発性とある程度の耐久性も必要です。
そこでおすすめなのが、反発性とコントロール性のバランスに優れたゲージ(0.65mm前後)のガットです。 ヨネックスの「エアロバイト」のように、縦糸と横糸で太さやコーティングが異なる「ハイブリッド」タイプのガットも選択肢の一つです。 縦糸でシャトルを捉え、横糸でスピンやコントロールを加えるといった、それぞれの糸の長所を活かしたプレーが可能になります。
また、ダブルスはラケット同士の接触も起こりやすいため、極端に細いゲージは切れやすいリスクも考慮する必要があります。自分の役割(前衛中心か後衛中心か)やプレースタイルに応じて、最適なバランスを見つけることが重要です。
おすすめのガット特性:
- 構造: マルチフィラメント
- ゲージ: 標準〜細め(0.65mm〜0.68mm)
- 性能: 反発性とコントロール性のバランス重視
初心者・中級者向けの選び方
バドミントンを始めたばかりの初心者や、これからさらに上達を目指す中級者の方にとって、ガット選びは上達を左右する重要なポイントです。
初心者の方:
まず大切なのは、「楽にシャトルを飛ばせること」です。筋力や正しいフォームがまだ身についていない段階では、ガットの反発力を借りるのが上達への近道です。
そこでおすすめなのが、反発性が高い細めのゲージ(0.65mm前後)で、打球感が柔らかく腕への負担が少ないマルチフィラメント構造のガットです。 少ない力でもクリアがコートの奥まで飛ぶようになると、ラリーが続く楽しさを実感でき、モチベーションの維持にも繋がります。 まずは標準的な性能を持つモデルから試してみましょう。
中級者の方:
自分のプレースタイルがある程度固まってきた中級者の方は、自分の武器をさらに伸ばせるガット、あるいは弱点を補ってくれるガットという視点で選んでみましょう。
例えば、「スマッシュの威力を上げたい」のであれば少し太めで反発系のガットを試してみたり、「ネット前のコントロールを安定させたい」のであればより球持ちの良いコントロール系のガットを試してみるのが良いでしょう。色々な種類のガットを試すことで、自分のプレーがどう変わるのかを体感し、ガットへの理解を深めていくことが、さらなるレベルアップに繋がります。
ガット性能を最大限に引き出す「テンション」の秘密

ガットの種類が決まったら、次に重要なのが「テンション」です。テンションとはガットをラケットに張る際の「張りの強さ」のことで、この数値がプレーに大きな影響を与えます。
そもそもテンション(ポンド)とは?
テンションは「ポンド(lbs)」という単位で表され、数値が大きいほどガットが強く張られている(=硬い)、小さいほど弱く張られている(=柔らかい)ことを意味します。 バドミントンのラケットには、メーカーが推奨する「適正テンション」の範囲が記載されており、その範囲内で自分のレベルや好みに合わせて調整するのが一般的です。
このテンションをどう設定するかで、同じラケットとガットの組み合わせでも、打球感やシャトルの飛び方が全く変わってきます。自分に合ったガットを選ぶことと同じくらい、自分に合ったテンションを見つけることが非常に重要なのです。
高テンションのメリット・デメリット
一般的に、上級者になるほど高いテンションで張る傾向があります。 世界のトッププレーヤーの中には30ポンドを超えるテンションで張る選手もいます。
球離れが速くなる: ガット面が硬いため、シャトルが当たった瞬間に弾き出されます。これにより、スマッシュやドライブなどの速いショットが打ちやすくなります。
コントロール性が向上する: インパクト時のガットのたわみが少ないため、シャトルが意図しない方向に飛んでいくのを防ぎます。打球感がダイレクトに手に伝わるため、繊細なコントロールが可能になります。
打球音が高くなる: 「カーン」という甲高い金属音は、爽快感があり、ナイスショットの指標にもなります。高テンションのデメリット
シャトルが飛ばない: ガットの反発力を使いにくいため、自分のスイングスピードとパワーでシャトルを飛ばす必要があります。筋力がないと、クリアが飛ばなかったり、スマッシュが失速したりします。
スイートスポットが狭くなる: ラケットの中心にある、最も効率よくシャトルを飛ばせるエリアが狭くなります。芯を外すと全く飛ばず、コントロールも難しくなります。
体への負担が大きい: インパクトの衝撃が腕や肘、肩に直接伝わりやすいため、怪我のリスクが高まります。
*ガットが切れやすい: 常に強く張られている状態のため、耐久性が低くなります。
低テンションのメリット・デメリット
初心者や力の弱い女性、ジュニア選手には、一般的に低いテンションが推奨されます。
シャトルが楽に飛ぶ: ガットが大きくたわむことで、トランポリンのようにシャトルを弾き出します。これにより、少ない力でも楽にシャトルを遠くまで飛ばすことができます。
スイートスポットが広くなる: たわみやすい分、芯を多少外してもガット全体でシャトルを飛ばしてくれるため、ミスショットに強くなります。
体への負担が少ない: ガットが衝撃を吸収してくれるため、腕や肘への負担が軽減されます。
ガットが切れにくい: 張り自体が緩いため、耐久性が高まります。低テンションのデメリット
球離れが遅い: シャトルがガット面に接している時間が長くなるため、スピードのあるショットは打ちにくくなります。強く打つと、力が吸収されてしまい、スマッシュが失速する感覚(打ちごたえがない)になることがあります。
コントロールが難しい: ガットがたわみすぎることで、シャトルの飛び出しが不安定になり、細かいコントロールが難しくなる場合があります。
*打球音が鈍い: 「ポーン」という低い音になり、爽快感は得られにくいです。
レベル別・自分に合ったテンションの見つけ方
では、具体的に自分にはどれくらいのテンションが合っているのでしょうか。以下にレベル別の目安を記載しますが、これはあくまで一般的な数値です。最終的には自分の感覚を頼りに微調整していくことが大切です。
| レベル | テンション(ポンド)の目安 |
|---|---|
| 小学生(ジュニア) | 17ポンド前後 |
| 初心者(女性) | 17~19ポンド |
| 初心者(男性) | 18~20ポンド |
| 中級者(女性) | 18~21ポンド |
| 中級者(男性) | 20~23ポンド |
| 上級者(女性) | 20ポンド以上 |
| 上級者(男性) | 22ポンド以上 |
テンションを見つけるためのステップ:
- まずは基準を知る: 現在張っているテンションが分からない場合は、お店の人に聞いてみましょう。分からなければ、初心者男性なら20ポンド、女性なら18ポンドあたりから始めてみるのがおすすめです。
- 試打して感覚を確かめる: 新しく張ったガットで実際にプレーし、「クリアが楽に飛ぶか」「スマッシュに威力は出るか」「コントロールはしやすいか」などを確かめます。
- 微調整する:
- 「もっと楽に飛ばしたい」「打感が硬すぎる」と感じたら、次回は1ポンド下げる。
- 「スマッシュの打ちごたえが欲しい」「シャトルが飛びすぎる」と感じたら、次回は1ポンド上げる。
この作業を繰り返すことで、自分だけの「ベストテンション」が見つかります。また、冬場はガットが硬くなりやすいため、普段より1〜2ポンド下げて張るといった季節に応じた調整も有効です。
まとめ:最適なガット診断で、あなたのバドミントンはもっと進化する

この記事では、バドミントン上達を目指す方に向けて、自分に合ったガットを見つけるための「ガット診断」について解説してきました。
- ガット選びの重要性: ガットはプレーの質を直接左右する重要なパーツであり、定期的な交換が必要です。
- ガットの種類: ガットは主に構造(マルチ/モノ)、ゲージ(太さ)、素材・コーティングによって性能が決まります。それぞれの特徴を理解することが第一歩です。
- プレースタイルとの適合: パワー型なら反発・耐久性、テクニック型ならコントロール性、ダブルスならバランスを重視するなど、自分のスタイルに合ったガットを選ぶことがパフォーマンス向上に繋がります。
- テンションの役割: テンション(張りの強さ)はシャトルの飛びやコントロール性を大きく変えます。高テンションは上級者向け、低テンションは初心者向けという傾向がありますが、自分に合ったポンド数を微調整しながら見つけることが大切です。
ラケットやシューズにこだわるように、これからはぜひガットにもこだわってみてください。自分にぴったりのガットとテンションの組み合わせが見つかれば、今までできなかったプレーが可能になったり、ショットの質が劇的に向上したりと、バドミントンの新たな楽しさを発見できるはずです。この記事を参考に、あなただけの最高のセッティングを見つけ出し、さらなる高みを目指してください。


