バドミントンで、「あと一歩、決定力が欲しい…」と悩む後衛プレーヤーの皆さん、お待たせしました。ヨネックスの大人気シリーズ「アストロクス」から、待望のアストロクス88Dプロ新作(3代目)が登場しました。
2024年3月22日に世界同時発売されたこの最新モデルは、進化するダブルスのプレースタイルに対応すべく、「後衛の攻撃でディフェンスを崩し、圧倒する」ことをコンセプトに開発されています。 これまでのモデルが持つパワーはそのままに、現代バドミントンに求められる速い展開への対応力や連続攻撃の精度を高めるための新技術が惜しみなく投入されているのが特徴です。
本記事では、そんなアストロクス88Dプロの新作が持つ性能の全貌から、旧モデルとの違い、そしてどのようなプレーヤーに最適なのかまで、バドミントン上達を目指すあなたが知りたい情報を、どこよりもやさしく、そして詳しく解説していきます。この一本が、あなたのプレーを新たな次元へと引き上げるきっかけになるかもしれません。
アストロクス88Dプロ新作(3代目)の全貌

待望の3代目!発売日と基本スペック
アストロクス88Dプロの3代目モデルは、2024年3月22日に世界同時発売されました。 バドミントン愛好家が待ちわびたこの新作は、上級者、特にダブルスの後衛プレーヤーをメインターゲットに据えています。
基本となるスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カラー | ブラック/シルバー |
| 重量 | 3U (平均88g), 4U (平均83g) |
| グリップサイズ | 3U4, 3U5, 3U6, 4U5, 4U6 |
| 推奨張力 | 3U: 21~29 lbs, 4U: 20~28 lbs |
| バランス | ヘッドヘビー |
| シャフトの硬さ | 硬め |
| 素材 | 高弾性カーボン, CFR, タングステン, 2G-Namd FLEX FORCEなど |
| 価格 | 34,100円(税込) |
重量は3Uと4Uの2種類が用意されており、自分のパワーやプレースタイルに合わせて選択可能です。 シャフトは硬めで、バランスはヘッドヘビーという、まさにパワーヒッター向けの仕様となっています。 これからバドミントンをさらに上達させたい中級者から、試合での勝利を目指す上級者まで、幅広い層の期待に応える一本と言えるでしょう。
コンセプトは「後衛の決定力を高める」
新作アストロクス88Dプロの最大のコンセプトは、「後衛の攻撃でディフェンスを崩し、圧倒する」ことです。 進化し続ける現代のダブルスでは、後衛からのパワフルな一撃で相手の体勢を崩し、次の攻撃へと繋げる「突破力」がこれまで以上に重要視されています。
このラケットは、まさにその突破力を最大限に引き出すために設計されました。 フレームサイドに重量を配分することでインパクト時の面の安定性を高め、パワーロスを極限まで抑制します。 これにより、プレーヤーが込めた力を余すことなくシャトルに伝え、重く、鋭く、沈むスマッシュを打つことが可能になります。
また、単にパワーがあるだけでなく、連続攻撃をスムーズに行うための操作性も追求されています。 強力なスマッシュで相手を崩した後、素早く次のショットに移行できるラケットワークの良さは、試合を有利に進める上で大きな武器となるでしょう。攻撃的なスマッシュで相手を崩し、試合の主導権を握りたい後衛プレーヤーにとって、このコンセプトは非常に魅力的です。
デザインとカラーリングの魅力
3代目アストロクス88Dプロは、性能だけでなくデザインも一新されました。カラーリングはブラック/シルバーを基調としており、洗練された印象を与えます。 シルバーをメインに、ブラックやアクセントのグリーンがシャープなラインを描き、コート上での存在感を際立たせます。
前作までのカラーリングとは趣を変え、よりシンプルで力強いイメージに仕上がっているのが特徴です。このデザインは、ラケットが持つパワフルな性能を視覚的にも表現しており、プレーヤーのモチベーションを高めてくれるでしょう。
性能を追求するプレーヤーにとってデザインは二の次かもしれませんが、やはり気に入ったデザインのラケットを手にすると気分が上がるものです。シンプルでありながら高級感のある今回のデザインは、多くのプレーヤーに受け入れられることでしょう。 ラケットバッグとカラーを合わせるなど、トータルコーディネートを楽しむことも可能です。
新テクノロジーが実現するパワフルな一撃

アストロクス88Dプロの新作がなぜこれほどまでにパワフルなのか、その秘密はヨネックスが誇る最新テクノロジーにあります。ここでは、その中でも特に重要な3つの技術に焦点を当て、どのようにして決定力のある一撃を生み出しているのかを分かりやすく解説します。
進化した「ローテーショナルジェネレーターシステム」
アストロクスシリーズの代名詞とも言えるのが「ローテーショナルジェネレーターシステム」です。 これは、ラケットの重量をグリップエンド、フレームトップ、そしてジョイント部分の3点に効果的に配分することで、スムーズな振り抜きと力強いショットを両立させる技術です。
3代目ではこのシステムがさらに進化しました。 従来の重量配分設計に加え、フレームトップに新形状の「パワーアシストバンパー」を新たに搭載。 これにより、重量を追加しつつも空気抵抗を低減させることに成功しました。 結果として、連続強打に不可欠なより高い回転力を生み出し、次のショットへの準備を素早く行うことを可能にしています。
スマッシュを打った後の体勢の立て直しが速くなるため、相手からのカウンターにも対応しやすくなります。パワーと操作性という、相反する要素を高次元で両立させたこのテクノロジーは、まさにアストロクス88Dプロの心臓部と言えるでしょう。
新素材「2G-Namd™ Flex Force」がもたらすしなりと復元力
シャフト部分には、新カーボン素材「2G-Namd™ Flex Force(ツージーエヌアムド フレックスフォース)」が採用されています。 この素材は、素早くしなり、そして硬く復元するという特性を持っています。
バドミントンのショットにおいて、ラケットのシャフトの「しなり」はパワーを生み出す上で非常に重要です。この新素材は、インパクトの瞬間に大きくしなることでエネルギーを最大限に溜め込み、それを爆発的に解放することでシャトルに強大なパワーを伝えます。
フレーム形状の最適化と打球感の向上
フレーム形状も見直され、より攻撃的なプレーをサポートする設計になっています。ヨネックス独自の四角いフレーム形状「アイソメトリック」は、一般的な円形フレームに比べてスウィートエリアを約7%拡大。 これにより、芯を外したショットでも安定した反発力が得られ、ミスショットを減らす効果が期待できます。
さらに、3代目では前作に採用されていたサイド部分の太径のグロメット(ストリングを通す穴)設計をやめ、より弾き感を重視したセッティングに変更されています。 前作は球持ちの良さが特徴でしたが、新作では現代の高速ラリーに対応するため、より弾きを強化し、シャープな打球感を実現しています。
この変更により、スマッシュだけでなく、ドライブやレシーブといった速い展開でのショットにおいても、より素早く、力強い返球が可能になりました。パワーとスピードを両立させるための緻密な設計が、このラケットには施されています。
旧モデル(2代目)との徹底比較

新作の性能が分かったところで、多くの人が気になるのは「旧モデル(2代目)と比べてどう違うのか?」という点でしょう。ここでは、スペックや打球感などを比較し、買い替えるべきかどうかの判断材料を提供します。
スペック(重量・バランス)の違い
基本的なスペック、特に重量(3U/4U)やヘッドヘビーというバランス設定は、2代目プロモデルから大きく変更されていません。 コンセプトである「後衛向けのパワー系ラケット」という根幹はしっかりと受け継がれています。
しかし、前述の通り、「パワーアシストバンパー」の搭載により、フレームトップの重量配分が変化しています。 これにより、数値上のバランスポイントは似ていても、実際の振り心地やスイングウェイトには違いが感じられる可能性があります。旧モデルよりも、よりスマッシュの威力を高めるための重量配分になっていると言えるでしょう。
2代目も十分にパワフルなラケットでしたが、3代目はそのパワーをさらに効率よく引き出し、かつ連続攻撃をしやすくするためのアップデートが加えられています。
打感とフィーリングの進化
最も大きな違いが感じられるのが、打感とフィーリングです。2代目プロモデルは、フレームサイドの太径グロメット設計により、シャトルをガッチリと掴むような、いわゆる「球持ちの良さ」が際立つラケットでした。 これにより、パワーを乗せやすいというメリットがあった一方で、弾き感がややマイルドで、速い展開では少し振り遅れを感じるという声もありました。
対して3代目は、その太径グロメット設計をなくし、弾き感を重視した設計に変更されています。 これにより、インパクト時の球離れが速くなり、よりシャープでキレのあるショットが打ちやすくなりました。 スマッシュの終速が伸びるような感覚や、ドライブ戦での弾きの良さは、3代目の大きな魅力です。
どちらが良いかは一概には言えず、じっくり溜めて重い一撃を打ちたいプレーヤーは2代目を、速い展開の中でキレのあるショットを連打したいプレーヤーは3代目を好む傾向があるかもしれません。
買い替えるべき?モデル選びのポイント
では、2代目ユーザーは3代目に買い替えるべきなのでしょうか。
現代の高速ラリーに対応したい人: 弾きが良くなったことで、速いタッチでのプレーがしやすくなっています。
スマッシュの決定力をさらに高めたい人: 進化した重量配分システムにより、より強力な一撃が期待できます。
*連続攻撃の精度を上げたい人: スムーズなラケットワークが可能になり、スマッシュ後の次の一手が出しやすくなっています。
一方で、2代目の持つ「球持ちの良さ」や、どっしりとした打球感が好きだという方は、無理に買い替える必要はないかもしれません。可能であれば、実際に試打をしてみて、その打感の違いを体感してから判断するのが最も確実です。あなたの目指すプレースタイルが、よりスピードとキレを求める方向にあるのなら、3代目への買い替えは大きなプラスになる可能性が高いでしょう。
アストロクス88Dプロ新作が最適なプレーヤー像

これまでの情報をもとに、具体的にどのようなプレーヤーがアストロクス88Dプロの新作を手にすべきなのかを掘り下げていきます。自分のプレースタイルやレベルと照らし合わせて、最適な一本かどうかを見極めましょう。
後衛からのスマッシュで決めたいプレーヤー
このラケットの性能を最も引き出せるのは、間違いなくダブルスの後衛で、強力なスマッシュを武器にしているプレーヤーです。 ヘッドヘビーのバランスと硬いシャフトが生み出すパワーは、相手の守備を打ち破る決定的な一撃を可能にします。
「自分のスマッシュで相手の陣形を崩し、試合の主導権を握りたい」「甘いレシーブが上がってきたら、確実に仕留めたい」と考えている方には、まさにうってつけのラケットです。 また、男子のシングルスプレーヤーで、パワーを活かした攻撃的なプレーを主体とする選手にも適しています。
逆に、前衛での素早いラケットワークや繊細なネットプレーを主体とするプレーヤーには、同時発売された「アストロクス88Sプロ」の方が適しているかもしれません。
中級者から上級者へのステップアップを目指す方
アストロクス88Dプロは、ヨネックスのラケットチャートでも上級者向けに位置付けられています。 そのため、バドミントンを始めたばかりの初心者の方には、ラケットの硬さや重さを上手く扱いきれない可能性があります。
しかし、基礎的なスイングが身につき、これからさらに力強いショットを打ちたいと考えている中級者にとっては、ステップアップのための最高のパートナーとなり得ます。 ある程度の筋力とスイングスピードがあれば、このラケットが持つポテンシャルを引き出し、これまで打てなかったようなパワフルなショットを体感できるでしょう。
特に、ジュニアから一般のプレーヤーになり、パワー不足を感じている方や、もっと攻撃的なプレーで試合に勝ちたいと考えている方におすすめです。このラケットを使いこなすことが、上級者への扉を開く一つのきっかけになるかもしれません。
振り抜きの良さとパワーを両立したいプレーヤー
ヘッドヘビーのラケットはパワーが出る反面、「振るのが重くて疲れる」「速いラリーに対応しにくい」といったデメリットを感じることがあります。 しかし、アストロクス88Dプロは進化した「ローテーショナルジェネレーターシステム」のおかげで、ヘッドヘビーながらも非常にスムーズな振り抜きを実現しています。
この「パワーと操作性の両立」こそが、アストロクスシリーズの真骨頂です。 試合の後半で体力が落ちてきてもスイングが鈍りにくく、最後まで攻撃的なプレーを維持する助けになります。
「パワーは欲しいけど、操作性も犠牲にしたくない」という、欲張りなプレーヤーの要求に応えてくれるのが、このアストロクス88Dプロなのです。力強いスマッシュを連打し、相手を圧倒したいプレーヤーにとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
トップ選手の評価と一般プレーヤーのレビュー

ラケットを選ぶ上で、実際に使用しているトップ選手や、自分と同じような一般プレーヤーの感想は非常に参考になります。ここでは、国内外のトップ選手の使用例と、SNSなどで見られるリアルな口コミ・評判を紹介します。
福島由紀選手などトップ選手が使用
アストロクス88Dプロは、国内外の多くのトップ選手に愛用されています。 特に、日本の女子ダブルスを牽引する福島由紀選手が使用していることは有名です。 彼女のパワフルで攻撃的な後衛からのプレーは、まさにこのラケットの性能を体現していると言えるでしょう。
また、男子ダブルスでは、元日本代表の園田啓悟選手や、世界トップクラスのマルクス・フェルナルディ・ギデオン選手(インドネシア)なども使用しています。 トップ選手たちがこぞってこのラケットを選ぶという事実は、その性能の高さと信頼性を何よりも雄弁に物語っています。プロが試合という極限の状況で選択する一本であることは、ラケット選びの大きな安心材料になります。
一般プレーヤーからの口コミ・評判
SNSなどでは、実際に3代目アストロクス88Dプロを購入・使用した一般プレーヤーからの声も多く見られます。
「初代のパリッとした打球感に似ていて、非常に好印象。スマッシュが気持ちよく伸びる」
「ヘッドヘビーだけど振り抜きやすい。レシーブも安定して返せる」
「弾きが良くなって、ドライブのスピードが上がった気がする」
「デザインがシンプルでカッコいい。モチベーションが上がる」
特にスマッシュの威力や伸び、そして弾きの良さを評価する声が多く見られます。一方で、以下のような意見もあります。
「やはり上級者向け。しっかり振れないと性能を引き出せない」
「2代目の球持ち感が好きだった人には、少し軽く感じるかもしれない」
* 「シャフトが硬いので、クリアーを楽に飛ばしたい人には向かないかも」
やはり、ラケットの性能を最大限に引き出すには、ある程度の技術とパワーが必要であるという意見が見られます。 これらのリアルな声を参考に、自分のレベルやプレースタイルに合っているかをじっくり検討することが重要です。
まとめ:アストロクス88Dプロ新作で、あなたのプレーはこう変わる

この記事では、ヨネックスのバドミントンラケット「アストロクス88Dプロ」の新作(3代目)について、その特徴から旧モデルとの違い、最適なプレーヤー像までを詳しく解説してきました。
本記事のポイントを振り返ってみましょう。
- 発売日とコンセプト:2024年3月22日に発売された、後衛の決定力と突破力を高めるための上級者向けモデル。
- 進化したテクノロジー:進化した「ローテーショナルジェネレーターシステム」や新素材「2G-Namd™ Flex Force」により、パワーと操作性を高次元で両立。
- 旧モデルとの違い:最大の変更点は打球感。2代目の「球持ち」に対し、3代目は「弾き」を重視した設計に。
- 最適なプレーヤー:ダブルス後衛でスマッシュを武器にするプレーヤーや、さらなるレベルアップを目指す中級者以上に最適。
アストロクス88Dプロの新作は、単なるパワー系のラケットではなく、現代の高速バドミントンを制するための「速くて重い一撃」を追求した一本です。このラケットを手にすることで、あなたのスマッシュはより鋭く、連続攻撃はよりスムーズになり、これまで破れなかった相手の守備をこじ開ける新たな武器となるでしょう。
もちろん、ラケットを変えればすぐに上達するというわけではありません。しかし、自分の目指すプレースタイルに合った最適な道具を選ぶことは、上達への大きな一歩となります。後衛からの攻撃力を武器に、試合の主導権を握りたいと本気で考えているなら、このアストロクス88Dプロ新作は、あなたの期待に必ず応えてくれるはずです。


