バドミントンの試合中、インターバルで60秒や120秒の短い時間にどのようなアドバイスをすべきか迷うことはありませんか。限られた時間の中で、選手の心に響き、次のプレーに活かせる言葉を届けるのは決して容易ではありません。的確な助言は選手の迷いを消し、逆転のきっかけを作ることもあります。
この記事では、バドミントンの試合におけるインターバルの重要性と、具体的なアドバイスの内容、さらには選手への伝え方について詳しく解説します。指導者の方はもちろん、ペアを組む選手や応援する保護者の方も、実戦で役立つコミュニケーション術を学んでいきましょう。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、背中を押す言葉選びのヒントをまとめました。
インターバル60秒・120秒でアドバイスすべきことの基本原則

短いインターバルで最も重要なのは、情報を整理して伝えることです。選手は激しいラリーで心拍数が上がり、脳に酸素が十分に行き渡っていない状態にあります。まずは、指導者が意識すべき4つの基本原則を確認しましょう。
情報の詰め込みすぎを防ぎ「一点」に絞る
60秒や120秒という時間は、驚くほど短く感じられるものです。あれもこれもと欲張って伝えてしまうと、選手は何を優先すべきか判断できず、かえって混乱を招いてしまいます。アドバイスは、その時に最も効果的な戦術を一つ、多くても二つに絞って伝えるのが鉄則です。
例えば、「ロビングが浅いからもっと奥まで上げろ」「ネット前のミスを減らせ」「相手のフォアを狙え」と並べ立てても、選手は実行できません。「今は相手のバック奥を徹底して狙おう」といった具合に、明確な行動指針を提示することが大切です。シンプルであればあるほど、選手は迷いなくコートに戻ることができます。
言葉を削ぎ落とす作業は、アドバイスをする側の技術でもあります。試合展開を俯瞰し、どの要素が勝敗に直結しているのかを見極める目を持ってください。一言で済むような、インパクトのある言葉選びを日頃から練習しておきましょう。
選手の呼吸を整える時間を優先する
インターバルが始まった直後、すぐに話し始めてはいませんか。選手はコートから戻ってきた瞬間、肩で息をしているはずです。身体が極限状態にあるときに難しい戦術を説いても、耳には届きません。まずは水分補給を促し、深く呼吸をさせて落ち着かせることが最優先です。
最初の15秒から20秒程度は、選手の体調を確認する時間に充てましょう。汗を拭き、一口水を飲むことで、選手は少しずつ冷静さを取り戻します。その間に、指導者は自分が伝えるべきアドバイスを頭の中で整理してください。無言で見守る時間も、立派なコーチングの一部です。
心拍数が落ち着いてくると、選手の視線が定まってきます。それから話し始めることで、言葉の浸透率が劇的に高まります。インターバルは物理的な休憩時間であると同時に、脳をリセットするための時間であることを忘れないでください。
肯定的な言葉で自信を回復させる
劣勢のときほど、指導者の言葉は厳しくなりがちです。しかし、否定的な言葉やダメ出しは、選手のパフォーマンスを低下させる原因になります。「なぜできないんだ」と責めるのではなく、「こうすれば上手くいく」という解決策を肯定的に伝えるようにしましょう。
「アウトを打つな」という否定表現は、脳にアウトを打つイメージを植え付けてしまいます。代わりに「コートの中央を狙っていこう」と言い換えるだけで、選手の意識は正しい目標に向かいます。成功したプレーを一つでも褒めることで、選手の自己肯定感を高める効果も期待できます。
バドミントンはメンタルが大きく影響するスポーツです。インターバルの終わりに「大丈夫、いい動きをしているよ」と一言添えるだけで、選手の足取りは軽くなります。選手の不安を取り除き、前向きな気持ちで戦える状態を作り出すことが、アドバイスの大きな目的です。
具体的な戦術と実行可能な指示を出す
「気合を入れろ」「もっと走れ」といった精神論だけでは、具体的な解決になりません。アドバイスには、必ず具体的で再現性のある指示を盛り込んでください。何を、いつ、どのように行うべきかを、選手が明確にイメージできる言葉で伝えます。
例えば、「相手がフォア側へ移動したときは、必ずクロスに返そう」といった指示です。このように具体的な状況設定を与えることで、選手は迷ったときの判断基準を持つことができます。また、シャトルの軌道や打点など、技術的な微調整を促すのも有効です。
指示を出す際は、選手の実力に見合った内容であることも重要です。練習でできていないことを本番で求めるのは酷な話です。その選手が今できる最善のプレーを引き出すことが、インターバルでの指導者の役割と言えます。
第1ゲーム11点時の60秒間で伝えるべき具体的な内容

11点先取で行われる60秒のインターバルは、前半の流れを確認し、後半の立ち上がりを決定づける重要な節目です。ここでは、特に意識して伝えるべきポイントを整理します。
相手の苦手なコースやショットの再確認
前半の11点までの間に、相手のプレースタイルや癖が見えてきているはずです。自分たちの得点がどのような形で決まったのかを振り返り、相手が嫌がっているポイントを強調して伝えましょう。「相手はバック側の低い球を処理しにくそうだよ」といった観察眼を選手に共有します。
選手自身はプレーに集中しているため、客観的な分析が難しい場合が多いです。外から見ている指導者が、「ここを攻めれば勝機がある」という根拠を示すことが必要です。相手のミスを誘うための配球を具体的にアドバイスしてください。
逆に、相手が得意としているパターンも指摘しておく必要があります。「ネット際のヘアピンが上手いから、あまり安易に前に落とさないように」など、警戒すべき点を簡潔に伝えます。これにより、後半の失点を未然に防ぐことができます。
自らのミスが出ている原因の修正
もしリードを許しているならば、その原因が「自分のミス」なのか「相手のショット」なのかを切り分ける必要があります。自分のミスが多い場合は、その技術的な原因を素早く指摘します。打点が遅れているのか、足が止まっているのか、理由を明確にしましょう。
例えば、「気持ちが急いでシャトルの下に入るのが早すぎるよ」とか、「スマッシュを打ち急いでネットにかけているから、少し高い打点を意識して」といった具体的なアドバイスが効果的です。原因が分かれば、選手は修正に専念できます。
ただし、細かいフォームの修正を指示するのは避けましょう。インターバルの短い時間でフォームを変えるのは困難です。あくまで「打点を少し前にする」「足を一歩出す」といった、意識一つで変えられる範囲の修正に留めるのがコツです。
シャトルの飛び方や風の影響への対応
バドミントンは会場の空調やシャトルの個体差によって、飛び方が大きく変わります。前半の11点までに、クリアがアウトになりやすいのか、逆に飛ばないのかを判断できているはずです。コートの入れ替えがない60秒インターバルでは、その環境への適応を再確認させます。
「今は風下(かざしも)だから、思い切って奥まで打って大丈夫」「風上(かざかみ)だから、少し力を抑えて配球しよう」といった指示を出します。選手が環境に対して不安を感じている場合、客観的な基準を示すことで安心感を与えることができます。
また、シャトルのスピードが落ちてきているなら、「少し打ち込まないと決まらないよ」といった変化を伝えることも大切です。環境の変化に敏感に対応できる選手ほど、後半戦を有利に進めることができます。
リードしている時と追い上げられている時の声掛け
点数状況によって、かけるべき言葉の種類を変えましょう。リードしているときは、気が緩まないように「このままのペースで、丁寧に1点ずつ取っていこう」と引き締めます。油断がミスを招くことを諭し、集中力の維持を促してください。
逆に追い上げられている、あるいは大差で負けているときは、焦りを鎮めることが先決です。点差を意識させるのではなく、「まずは次の1点だけを考えよう」と、目標を最小単位まで小さくして伝えます。一つひとつのプレーを丁寧にやり直すよう、優しく背中を押しましょう。
どのような状況であっても、指導者が落ち着いていることが選手の心の支えになります。指導者の表情や声のトーンが選手に伝染することを意識し、常に凛とした態度でアドバイスを送るように心がけてください。
【60秒インターバルのタイムスケジュール例】
・00〜15秒:水分補給、深呼吸、タオリング(無言で見守る)
・15〜45秒:主要な戦術アドバイス(1〜2点に絞る)
・45〜60秒:ポジティブな声掛け、コートへ送り出す
ゲーム間の120秒インターバルで戦術を再構築する方法

ゲーム間の120秒インターバルは、それまでの試合内容を総括し、次のゲームで勝つためのプランを練り直す貴重な時間です。60秒のときよりも深い分析と対話が求められます。
第1ゲームの勝敗要因を客観的に分析する
第1ゲームが終わった際、勝ったとしても負けたとしても、その要因を冷静に振り返ります。どのパターンで得点し、どのパターンで失点したのかを整理してください。選手自身の感覚と、外から見た客観的な事実を照らし合わせることがスタート地点です。
「相手のスマッシュに苦戦したけれど、レシーブのコースをクロスに変えたらチャンスが生まれたね」というように、具体的なプレーを挙げながら分析します。成功したパターンは継続し、失敗したパターンは改善策を提示します。
ここで重要なのは、選手の話も聞くことです。「あそこで打った球はどう感じた?」と問いかけることで、選手の不安や感触を吸い上げることができます。一方的な指示ではなく、双方向のやり取りを行うことで、納得感のある戦術が生まれます。
相手のパターン変更を予測したアドバイス
第1ゲームを落とした相手は、必ず第2ゲームで何かを変えてきます。逆に、こちらが勝っている場合でも、相手の対策を予測しておく必要があります。指導者は「相手は次はこうしてくるかもしれない」という予測に基づいた予防策を伝えてください。
例えば、「次はネット前に落としてくる回数が増えるはずだから、構えを少し前にしておこう」といったアドバイスです。予測を与えておくことで、選手は実際に相手が変化してきたときに慌てずに対応できるようになります。
相手の性格や過去の対戦データを踏まえ、考えられる変化をいくつか提示しておくと良いでしょう。ただし、予測を伝えすぎて選手が身構えてしまわないよう、可能性の高いものに絞って伝えるバランスが重要です。
体力温存と配分のためのプレースタイル提案
120秒の間に選手の疲労度をチェックし、第2ゲーム、あるいはファイナルゲームを見据えた体力の使い方をアドバイスします。バドミントンはフルセットになると、最終的に体力が勝敗を分けることが多いスポーツです。無理な攻めを控えるべきか、勝負をかけるべきかを指示します。
「今は少しラリーを長くして、相手の体力を削ろう」といった戦術や、「チャンスのときだけ全力で打って、それ以外は正確なコントロールを重視しよう」といった出力の調整を提案します。選手は全力で動き続けようとしがちですが、抜きどころを教えるのも指導者の役目です。
特に暑い体育館などでは、体力の消耗が激しくなります。インターバル中にはアイシングを併用したり、経口補水液を適切に摂取させたりするなど、フィジカル面でのサポートも徹底してください。万全の状態で次のゲームへ送り出すことが大切です。
メンタルをリセットしフラットな状態に戻す
第1ゲームの結果に心が支配されないよう、メンタルケアを行います。勝って慢心しているなら気を引き締め、負けて落ち込んでいるなら切り替えを促します。「前のゲームはもう終わったこと。0対0から新しい試合が始まるよ」という意識付けが重要です。
特に逆転負けを喫した直後の選手は、強いストレスを感じています。ここで厳しく叱責するのは逆効果です。まずは「よく戦った」と認め、次のゲームでやるべきことに視点を向けさせます。過去ではなく未来に意識を集中させることが、リセットの鍵となります。
120秒という時間は、感情を落ち着かせるのに十分な長さです。指導者が穏やかな態度で接することで、選手の心拍数とともに精神状態も安定していきます。自信を持ってコートに立てるよう、温かく、かつ力強い言葉をかけてあげてください。
120秒インターバルでは、コートを交代するため風向きが変わります。前半と後半で戦術を入れ替える必要があることを、必ず念押ししましょう。
指導者や保護者が意識したい「伝わる」コミュニケーション術

何を伝えるかと同じくらい、どのように伝えるかが重要です。同じ内容でも、伝え方一つで選手の受け取り方は180度変わります。信頼関係を深め、選手の能力を最大限に引き出す伝え方を学びましょう。
選手の目を見て信頼関係を再確認する
アドバイスをするときは、必ず選手と同じ目線の高さに腰を下ろし、しっかりと目を合わせて話してください。上から見下ろす形での指導は、威圧感を与えてしまい、選手が萎縮する原因になります。アイコンタクトは「私は君の味方だ」という無言のメッセージになります。
選手がうつむいている場合は、優しく顔を上げさせるように促しましょう。目が合うことで、指導者の言葉が選手の心に届きやすくなります。また、選手の目の動きや表情から、アドバイスが理解できているか、不安を感じていないかを読み取ることもできます。
信頼関係があれば、短い言葉でも意図が伝わります。日頃から選手とのコミュニケーションを大切にし、試合のインターバルが「安心できる場所」になるよう努めてください。指導者の温かい眼差しが、選手の勇気へと変わります。
質問形式で選手の感覚を引き出す
指導者が一方的に喋り続けるのは得策ではありません。時には「今のネットプレー、どう感じてる?」や「相手のバック奥は狙えそうかな?」といった具合に、質問を投げかけて選手の考えを聞いてみましょう。選手自身に考えさせることで、プレーへの主体性が生まれます。
選手が「ちょっとクリアが飛びすぎて怖い」と答えれば、それに対する解決策(少し打点を下げる、グリップを緩めるなど)を一緒に考えることができます。選手の主観と指導者の客観が一致したとき、戦術は最も強力なものになります。
ただし、質問攻めにして選手を疲れさせてはいけません。1回か2回の短い質問で、選手の感覚を確認する程度に留めてください。答えが返ってきたら「なるほど、じゃあこうしてみよう」と、肯定的なフィードバックを添えるのがポイントです。
感情的にならず冷静なトーンで話す
試合が白熱してくると、アドバイスを送る側も熱くなりがちです。しかし、指導者が感情的になって怒鳴ったり、焦ったりしては、選手は冷静さを失ってしまいます。どのような緊迫した場面でも、意識して穏やかで落ち着いたトーンで話すように心がけてください。
指導者の落ち着きは、選手にとって最大の安心材料です。「この人の言う通りにすれば大丈夫だ」と思わせる雰囲気を纏うことが大切です。声の大きさを適切に保ち、一言一言をゆっくりと丁寧に伝えることで、言葉の重みが増します。
もし自分自身の感情が昂っていると感じたら、選手に話しかける前に一度深呼吸をしましょう。指導者が冷静であれば、選手もまた自分自身をコントロールできるようになります。自己制御の模範を示すことも、立派なコーチングです。
ジェスチャーを交えて視覚的に伝える
言葉だけの説明よりも、手振り身振りを交えたアドバイスの方が、記憶に残りやすく理解も早まります。ラケットの面を作る動きをしたり、コートのどのあたりを狙うかを指差したりして、視覚的なイメージを共有してください。
特にダブルスの場合、二人の立ち位置や動線をジェスチャーで示すのは非常に有効です。「君がここへ打ったら、パートナーはここへ動こう」と視覚的に理解させることで、連係ミスを防ぐことができます。動きのイメージが具体化されると、選手は迷いなく動けるようになります。
また、ホワイトボードやメモ帳を使って図解するのも一つの手です。120秒のインターバルであれば、簡単な図を書く時間は十分にあります。視覚情報は直感的に脳に入るため、疲労している選手にとっては言葉以上の助けになるはずです。
状況別アドバイスのテンプレートと注意点

試合の状況は千差万別です。ここでは、バドミントンの試合でよくある4つのシチュエーションに応じたアドバイスの例を紹介します。現場ですぐに使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
格上の相手に食らいついている時の指示
自分より実力が上の相手に対して善戦しているときは、選手に大きなプレッシャーがかかっています。「このままいけば勝てるかも」という欲が出始めると、動きが硬くなるからです。ここでは「挑戦者としての姿勢」を再認識させることがポイントです。
「相手も焦っているよ。君のプレーが効いている証拠だ。結果は気にせず、今の戦い方を最後まで貫こう」と伝えます。また、守りに入ると一気に押し切られるため、「最後まで自分から攻める姿勢を忘れないで」と攻撃的な意識を維持させます。
格上相手の時は、細かいミスを気にさせないことも重要です。「1点取られたら、また次の1点を取り返せばいい」と楽な気持ちにさせ、思い切ったプレーを引き出しましょう。プレッシャーを指導者が肩代わりするような声掛けを意識してください。
緊張で体が動かなくなっている選手への対応
大事な試合や接戦の場面では、緊張で足が止まってしまう選手が少なくありません。そんなときは戦術的な話をする前に、体をリラックスさせるアプローチが必要です。「肩に力が入っているよ。一度大きくジャンプして体をほぐそう」といった身体的な動作を促します。
言葉では「ミスしてもいいから、大きく腕を振っていこう」と、動作の大きさを強調します。緊張するとスイングが小さくなるため、意識的に大きく動くようアドバイスするのです。また、「笑顔を一回作ってみよう」という指示も、脳をリラックスさせるのに役立ちます。
緊張を否定するのではなく「緊張するのは頑張っている証拠だね」と受け入れてあげましょう。その上で、視線を少し遠くに向けさせたり、深呼吸を繰り返させたりして、固まった神経を解きほぐす手助けをしてください。
判定やミスでイライラしている時の鎮め方
審判の判定に納得がいかなかったり、自分自身の初歩的なミスが続いたりすると、感情をコントロールできなくなることがあります。イライラは集中力を削ぎ、連続失点のもとになります。まずは選手の感情に共感を示し、その上で意識を切り替えさせます。
「今の判定は悔しいね。でも、それはもう変えられない。今は次のプレーに全神経を集中させよう」と、事実を切り離して伝えます。また、ラケットを叩いたり態度に出したりすることが、自分のパフォーマンスを下げていることを冷静に教えます。
「怒るエネルギーを、次の1点を取るための足の動きに使おう」といった言い換えも有効です。負の感情をプレーのエネルギーに変換できるよう導いてください。感情が落ち着かないうちは、次の戦術を話しても効果が薄いことを覚えておきましょう。
ダブルス特有のパートナー間の調整
ダブルスでは、インターバルでの二人の雰囲気作りが非常に重要です。ミスをした方を責めるような空気があれば、すぐに解消しなければなりません。指導者は二人の間に入り、共同作業であることを強調したアドバイスを行います。
「今の失点は二人の連係ミス。次は前衛がもう少し早く反応して、後衛を助けてあげよう」といった、二人で行う対策を提示します。また、お互いに声を掛け合っているかを尋ね、「ポイントごとに必ずハイタッチしよう」といった、コミュニケーションを促す指示も有効です。
ダブルスは片方が崩れると二人とも沈んでしまいます。調子の良い方が悪い方をカバーするだけでなく、お互いにリスペクトを持って戦えるよう環境を整えてください。二人の視線が同じ目標に向いているかを確認することが、ダブルス指導の肝となります。
| 状況 | アドバイスのポイント | 具体的な声掛け例 |
|---|---|---|
| リード中 | 油断の防止・丁寧さ | 「1点ずつ大事に。最後まで足を動かそう」 |
| 劣勢時 | 目標の細分化・励まし | 「まずは次の1点だけ。まだチャンスはあるよ」 |
| 緊張時 | 動作のリラックス | 「大きく深呼吸して。腕を大きく振っていこう」 |
| ダブルス | 連係の確認・連帯感 | 「二人で1本!声を掛け合って動こう」 |
まとめ:インターバル60秒・120秒のアドバイスで選手の力を引き出そう
バドミントンの試合におけるインターバルは、単なる休憩時間ではありません。60秒、あるいは120秒という限られた時間の中で、的確なアドバイスを送ることは、選手の運命を左右するほど重要です。指導者や保護者の皆さんは、まず選手の呼吸を整えることを優先し、情報を一点に絞ってポジティブに伝えることを心がけてください。
具体的な戦術の修正はもちろん、メンタル面でのリセットや、環境への適応など、外から見ているからこそ気づける視点を選手に共有しましょう。威圧感を与えず、目を見て冷静に話すコミュニケーション術も、アドバイスの質を高めるためには欠かせません。選手の個性に寄り添い、信頼関係に基づいた言葉を届けることが、勝利への一番の近道となります。
インターバルでの一言が、選手の迷いを自信に変え、コート上での躍動につながります。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ次の試合から、選手を勇気づけ、勝利へ導く最高のアドバイスを実践してみてください。選手と共に戦う姿勢こそが、バドミントンの魅力をより深いものにしてくれるはずです。




